ベッド

治療方針

…というほどたいしたものではないのですが、当院の治療に対する考え方のお話です。当院では基本的に慢性的な肩こりや腰痛は生活習慣からくるものが多いと考えております(勿論そればかりではありませんが)。特に一日中、パソコンに向かっているデスクワーク主体の生活は確実に肩と腰に負担がかかってしまいます。そして肩や腰に負担がかかってしまう大きな要因がもう一つあります。それは1日中、同じ姿勢をとり続けることによって体幹、つまり背中の動きが制限されてしまうからなのです。

なぜ背中?

もともと背骨はダルマ落しのように骨(椎骨)が重なっているため柔軟に動くことによって、振り向いたり、体をしならせたりと、体の動きの中では重要な位置を占めています。しかし1日中、同じ姿勢を続けることが多い現代社会の生活の中では背中を動かすことがあまりなく、どちらかというと体を固定させることの方が多くなってしまい背中がかなり硬くなってしまっている人が多いのです。その結果、硬くなって動けなくなった背中の動きを補うために肩や腰に余計な負担がかかってしまいます

肩と腰をつなぐ大事な部分

長々と書いてしまいましたが、要するに肩や腰が辛さを訴える方は多いのですが、実は背中も結構負担が大きいということです。例えば肩甲骨の周辺が硬くなってしまうと、首が後ろにそらせなくなる為、前方に加重がかかってしまいただでさえ重い頭を支えている首に更に負担を掛けてしまいますし、肺も十分広げられなくなるのですぐに息苦しくなったり、呼吸が不十分になってしまい疲れやすくなってしまいます。また猫背の方は肩甲骨の下辺りもカチカチに硬くなっていらっしゃる場合が多いのですが、そういう方は椎間板ヘルニアや腰骨の変形に気をつけてください。背中は前後にS字を描いて重力の負荷をうまく分散しているので、このS字がうまく取れないのはバランスが崩れて、徐々に骨を圧迫してしまうことも多いのです。

ではどうするか?

以上のことから当院では「肩だけがお辛い」、または「腰だけがお辛い」という方でもなるべく背中を含めた上半身、または背中から足にかけてを施術させて頂いております。なので一番短いコースでも40分という施術時間とさせていただいております。

▲PAGE TOPへ