ベッド

自然治癒力って何?

よく治療院のHPや看板などで「自然治癒力を高める」という言葉を目にしますが、どうして施術を受けると自然治癒力が高まるのでしょうか?そもそも「自然治癒力」とは、ざっくり言えば「人間が生まれながらに持っている病に打ち勝つ力」ということになります。つまり極論すればいわゆる「自然治癒」とは「自分で自分を治す」という意味です。 身近な例で言えば自己免疫(炎症反応)や創傷治癒(かさぶた)などがそうです。では肩こりや腰痛における自然治癒とは放っておいても治るということなのでしょうか?きらくなりに考えてみました。

ぐっすり眠ってますか?

確かにギックリ腰などの急性腰痛は何もせず安静にしている方がよいのですが、慢性的な肩こりや腰痛は日常の生活習慣も大きな要因なので、普段から体を酷使してきた分、回復するのにもそれだけ時間がかかります。しかし人間が生物である以上、疲れた体を回復させるのに最もよいのはやはり体を休ませること、つまり休息をちゃんと取って体を休ませることが大事なのです。そうはいっても仕事中は自分の好き勝手に休憩を取ることが出来ませんし、たまの休日もやることが多くてなかなかゆっくりすることが出来ない人も多いと思います。そう考えると一人一人が確実にゆっくり休めるのは寝ている時ぐらいしかないのではないでしょうか?

ONとOFFの自動切換え

人間は動いているときだけではなく立っていても座っていても姿勢を維持するため筋肉は活動しています。つまり基本的に起きているときは体は常に緊張しているのです。この状態のときは自律神経が活動的に働く(交感神経優位と言います)ので、自然に体は活発に動くような状態になっています。そして日中は活動的に動いた分、夜は体を休ませなくてはならないので自律神経もお休みモードになります(この状態を副交感神経優位と言います)。この切り替えが無意識に起こることが自律神経と呼ばれる所以です。ところが普段からハードに体を酷使していたり、不規則な生活を続けていると、この交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、夜になっても体が興奮して眠れなかったり、眠りが浅くて疲れが取れなかったりします。また眠っているつもりでも体に力が入ったままの状態の方もいます(当然、体は疲れてしまいます)。

心も体もリラックス

以上のことから当院では心身共に「眠れる状態」にすることに重きを置いて施術しています。心の興奮状態がなかなか治まらず体の緊張が解けない(交感神経優位)時は、先ずは体の緊張をほぐすことによって心の興奮も鎮まるのではと考えています。きらくでは心身共にリラックスして眠っていただける(副交感神経優位になる)ような施術を目指しております。→施術について

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