ベッド

なかなか疲れが取れない・・・

眠りの話でも書きましたが、人間は本来、自律神経の働きによりONとOFFの切り替えが自動的に起こるので、通常、昼間は活動状態(交感神経優位)で頭を働かせたり体を動かし、夜は安静状態(副交感神経優位)になりリラックスして睡眠をとって体を休息させるのですが、この切り替えがうまくいかないと昼間の緊張状態が夜になっても続いてしまい、なかなか眠れなかったり、眠れたとしても眠りが浅くて疲れが取れなかったりします。また日中も肩こりや重だるさ、または異常な発汗や手足の冷えなどが出ることもあります。このようにいつでも心身が緊張し、自分で緊張を解いてリラックスしようと思っても緩められない状態を過緊張と言います。

ストレスが原因?

原因はストレスと言われていますが、このストレスがなかなか定義が難しいのです。ストレスというと多くの方が精神的なものを挙げると思いますが、物理的なもの(無理な姿勢や合わない机など)も負荷=ストレスと言えます。なので私達の身の周りにあるもの全てがストレスの元(ストレッサー)になり得ます。基本的に精神的負担は多かれ少なかれ誰でも感じるものですが、肩こりや腰痛を訴えている人の多くは根を詰め過ぎたり、気に病んだりしやすいことが多いようです。こういった方は物事に集中して作業をするので長い時間、同じ姿勢をとり続けることも多いでしょうし、また与えられた仕事に対しても責任感が強いと思います。この点から考えると心身両面からストレスを受けているとも言えるでしょう。

本当にリラックスしていますか?

施術で手足のストレッチをしている時など、自分から手足を動かしている方や添えている手を離しても力を抜かずそのままの姿勢を保持されている方がいらっしゃいます。このように自分では楽にしているつもりでも、体の力が抜けていないことは日常生活でも結構多いです。例えば長時間、デスクワークをなさる方は意外にすねとふくらはぎがパンパンに張っていることが多いのですが、そういう方は恐らく座っているだけでも足に力が入っていると思われます。確かに仕事中は気も張っているでしょうから体に力が入りやすいでしょうし、そう頻繁に体を動かすわけにもいかず同じ姿勢が長く続くことも多いと思います。問題なのは気を張るような状況が終わったあとも緊張状態が続いて力が抜けないままのときです。長時間、必用以上に力が入ったままの状態でいると当然、筋肉は疲れます。また運動状態ではなく静止状態のままでいるので血流が悪くなり疲労が溜まり、冷えや浮腫みにもなりやすいのです。

「安心」と「安身」

筋肉が緊張して硬くなってしまう原因は様々でしょうが、多くは日常の生活習慣にあると考えております。特に普段から心身の緊張状態が強い方は、日常生活においても必要以上に体に力が入ってしまうので筋肉に余計な負担がかかる傾向が多いようです。きらくでは設備も施術も接客も基本的に心身の緊張を解きほぐす為のものと考えています。なのできらくにご来院いただいたからにはなるべくリラックスした気持ちで施術を受けていただければと思います→施術について

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